離乳食作りが大変でつらいという方いませんか?
私がそうでした。
正直言って、毎日、毎食、赤ちゃんの世話をしながら、こんな作業やってられないと感じていました。
初めての離乳食作り。便利と言われる道具をそろえ、離乳食本を参考に臨んだのですが、大変すぎて、”えー!皆、こんなの毎食やってるの!?”っと、子供と二人きりの部屋で、大きなため息交じりの独り言を漏らしていました。
離乳食完了期が過ぎ、1人目の幼児食、そして、2人目の離乳食中期に入った私が、今思うことは、初めたばかりのあの大変さはなんだったのかということ。
いろいろ失敗もして、今はとても楽に作れています。
離乳食づくりは、やり方次第。
もし、毎食の離乳食作りが苦になっている方がいたら、参考にしてみて下さい。
目次
離乳食本・育児本は見ない方が良い理由
私の周りにもいましたが、離乳食づくり、離乳食本を見ながらやっているという方もいますよね。
もちろん参考程度に読むのは良いですが、離乳食づくりが、つらくなったら読まない方が良い。
まず、離乳食本のような離乳食を作るのは、大変です。
冷蔵庫にある在庫がある野菜などの食材も変化しますし。
献立は、毎回同じ野菜になってしまったり、赤ちゃんが食べれるタンパク質がプラスできないということもしばしば。
それから、なにより、赤ちゃんの成長具合や個性がそれぞれで、違うということ。
1人目のとき、離乳食本や育児本を見ましたが、スムーズにいっている例ばかりで、その例と比べて、ストレスを感じることもしばしば。
写真を見ながら、「え?子の月齢でもうつかまり立ち?うちは大丈夫かしら? 」なんて不安が募ることも。
私の場合、まず、首すわりがかなり遅く、離乳食がなかなか始められなかった。(時期がずれた)
また、食への興味が薄く、思うように食べてくれず、なかなか進まなかった。(ミルク・母乳の時から小食。)
2人目になってからは、2人の育児で、本を見る時間的余裕もなくなりました。
離乳食本は、成長が順調で、時間的に余裕がある方には良いですが、そうじゃない方には、あまり参考にならないことも。
買って失敗だった離乳食作りアイテム
フリージング用の容器は別として、離乳食作りに用いる調理器具は購入して失敗というものがほとんど。
特に、すりつぶしや裏ごしができる調理器具。
炊飯器でおかゆを作れる容器。
おかゆを作れる容器は、おかゆを作る分には、役立つこともあったのですが・・・。
炊飯器に入れておかゆを作り、おかゆを裏ごしするための小さなスプーンのヘラとこし網がついているのですが、ちまちま作業をしなければならず、いやー、めんどくさすぎて・・・。
後ろで赤ちゃんが泣いているのに、一生懸命小さなヘラですりつぶして、何やってんだろという、悲しい気持ちになりました。
小さなヘラがついているから、それを使ってやっていたものの、別に、調理用の目の細かいザル網と大きなヘラでもいいんですよね。
ほんと、判断を迷わせてくれます。
2人目では、おかゆを作る以外、全く出番がない調理器具です。
そして、もう一つの調理器具。
こちらも、網を1、2回使った程度で、ほぼ出番なし。
これから、道具をそろえる人で簡単に作りたい人には、おすすめできないグッズです。
離乳食作りの必須アイテム 「ハンドブレンダー」
離乳食初期に最も活躍したのが、ハンドブレンダーです。
おかゆを砕いたり、野菜を細かくしたりするのに大活躍!
これがあれば、裏ごし器とか必要なかった!
中期以降になると、それほど出番はなくなりますが。
大人のスープ作りにも役立つし、持っていても損はしない調理器具です。
おかゆ・茹でた野菜は調理後フリージング
おかゆや茹でた野菜は、月齢別の大きさにハンディブレンダー砕いたりして、小分けにしてフリージング。
食べるときは、必要分レンジでチンするだけ。
小分け容器が便利だけど、ジップロックなどでも代用できます。
野菜は、作れるときに作って、冷凍しておけば、種類の偏りも減らせます。
おかゆは、炊飯器のおかゆモードでまとめて炊いて冷凍が楽。
離乳食おかゆ作り早見表(炊飯器で作りやすい量)
私は炊飯器を利用しておかゆを作っていました。下記の表のような分量と作り方をしていました。
月齢目安 | おかゆ | 米と水の量 | 作りやすい量 | |
5・6ヶ月頃 | 10倍粥 | 米1:水10 | (米)大さじ3(45g)(水)450㏄ | 出来上がり後、すりつぶす |
7・8ヶ月頃 | 7倍粥 | 米1:水7 | (米)大さじ4(60g)(水)420㏄ | 米粗くすりつぶす |
9~11ヶ月頃 | 5倍粥 | 米1:水5 | (米)大さじ4(60g)(水)300㏄ | |
12~18ヶ月頃 | 軟飯 | 米1:水3 | (米)大さじ4(60g)(水)180㏄ |
米大さじ1を15gとしています。(本当は、約13gだそう。)
10倍粥の場合、「お米:水=1:10」。
上記の分量の米を研いで、分量分の水を入れて、炊飯器の「おかゆモード」で炊く。
やわらかくしたいなら、スイッチを押す前に30分~1時間、浸しておく。
できあがったら、熱が取れるのを待って、月齢に合わせて、ハンディブレンダー砕く。(ない場合は裏ごし)。
小分け冷凍容器(100均に売っている製氷機とかでも良い)に入れて冷凍。(このとき、1固まりのグラム数を量っておく)
凍ったら、ジップロックなどに入れて冷凍保管して、使いたいときに、使いたい量だけ出してレンジで解凍。
月齢は目安なので、食べが悪かったり、思ったより進んだりしたら、前の月齢に戻したり、砕くのを粗めにしたりしていました。
離乳食作りは大人の食事の取り分けが簡単
離乳食だけを別に作るというのは、離乳食を始めたばかりだとやってしまうのですが、実は、大人のとりわけを使うのが楽にするポイント。
お味噌汁を作るついでに、野菜や豆腐を茹でる
炊飯器でご飯を炊く前に、茹でたい野菜をポン。
とかが代表的なやり方。
炊飯器に野菜を入れて炊くと、根菜などやわらかく仕上がるのが良い。
多少、大人の食事が犠牲になる(ご飯の色が少し変わったり・・・)こともありますが、気にしない気にしない。
裏ごし済み野菜・冷凍カット野菜・ベビーフードも活用
1人目の時は、手作りではなく、ベビーフードを食べさせることに、罪悪感のようなものを感じていたのですが、ベビーフードは、食べやすさや栄養バランスも考えられていて、赤ちゃんにも安心して食べさせられる食品です。
手作りより、ベビーフードの方が、食が進むこともありますし。
うちは少食すぎて心配だったので、食べてくれるなら、市販のものでもありがたいと思うようになりました。
手作りにこだわりたい方やベビーフードを毎回するのは嫌だなという方には、冷凍の裏ごし済み野菜という手もあります。
スーパーでは、なかなか置いていないのですが、食材宅配業者が取り扱ってるところが多いです。
ちなみに、一番上の画像は、「パルシステム」の裏ごし済み冷凍野菜。
こうした商品は、赤ちゃん向けに作られているので、安心して食べさせられます。手作りでフリージングするのと、そう大差はないと思います。
また、手作りにプラスして、野菜の種類を増やしたり、野菜嫌いの子の料理に、分からないように混ぜてしまうということもできます。
食材宅配には、他にも下記のような便利商品があります。
- 手づかみ食べの食品
- 子供用の野菜ジュース(量が少な目)
- 塩分が少ない食品
- 骨抜き済みの魚
- パラパラで少量使いやすい冷凍ひき肉
- 野菜入り食品・お菓子など
生協の「パルシステム」は、お得なお試しセットに3つのコースがあり、そのなかの、「赤ちゃんとママ」コースに、離乳食向けの裏ごし冷凍野菜といった商品があります。試してみたい方は、下記の公式サイトから確認いただけます。
他に、小さなお子様を育てているママに人気の生協「おうちコープ」や「コープデリ」も離乳食向け食材が豊富。
離乳食「作るのがつらくて苦な人」と「簡単で楽に作れる人」
私が、子供二人の離乳食作りを通して感じたことは、「作るのがつらくて苦な人」と「簡単で楽に作れる人」の差は、楽にできる情報を知っているかどうか。
情報を得たいときに、本を購入するというのも1つの方法ですが、残念ながら、離乳食本を見ても、それほど楽にならなかったです。
なぜなら、離乳食本(レシピ本)は、離乳食を作りたい人には、作り方が載っている本。
とても参考にはなるけど、簡単で楽に作りたい人向けには作られていないからです。
経験上、母の世代は、ジェネレーションギャップであまり参考にはならないので、年の近い先輩ママの話を聞くのも良いし、ネットの経験者の話も参考になります。
離乳食作りを簡単にすると、ストレスも軽くなるし、心や時間に余裕ができたら、子供と楽しく過ごす時間も増えます。
育児は、思うようにいかないことばかりですよね。
「こうでなければ」という考えをやめたら(諦めたら?)、肩の荷が下りて少し楽になりますよ。