東京、千葉、埼玉、神奈川にお住まいの方は、東都生協とパルシステムで迷われることが多いと思います。
今回は、東都生協とパルシステムを徹底比較し、共通点と違いをまとめていきます。
私自身、現在はパルシステムを利用中ですが、生協の利用を検討しているときに東都生協も検討しました。
東都生協の方が、エリアが限定的なので、そもそもエリア対象外のこともあります。まずは、エリアについて解説します。
共通点の多い生協ですが、特に、離乳食・幼児食作りを考えている方、ミールキットやお弁当の注文をしたい方、WEBサイトの注文を利用しようと思っている方は、利用に影響する違いがあるので、ぜひ読んでみて下さい。
どちらにしようか迷われている方は、是非参考にして下さいね。
目次
まずは配送エリアの確認を
各生協の違いを解説する前に、配送エリアの確認をしていきたいと思います。
配送エリア外だったら、迷うことないですもんね。
各生協の配送エリアです。
パルシステムは基本的に上記地域に対応しています。
- 東京都は離島を除く全域
- 神奈川県全域対応地域(川崎市、横浜市の瀬谷区、旭区、都筑区、港北区、青葉区、緑区)
- 神奈川県部分対応地域(大和市、相模原市、横浜市の鶴見区、神奈川区、保土ヶ谷区、西区、泉区)
- 埼玉県全域対応地域(朝霞市、川口市、草加市、戸田市、新座市、八潮市、三郷市、和光市)
- 埼玉県部分対応地域(所沢市、越谷市)
- 千葉全域対応地域(浦安市)
- 千葉部分対応地域(松戸市、市川市)
部分対応地域では、一部対応していない地域があります。該当する方は、「東都生協公式サイト」から詳細をご確認ください。
東都生協とパルシステムの共通点
東都生協とパルシステムは、どちらも生協(組合員が出資し、その出資金で運営する団体)です。
- 産直へのこだわりがある、国産品が多い。
- 残留放射能自主検査をしている。
- トレーサビリティ(※)がしっかりしている。
- カタログに遺伝子組み換えについての表示がある。
- 食材及び食材以外の商品の品揃えが豊富。
- 商品価格が市場価格から外れすぎていない。
- 小さなお子様がいる家庭やご高齢者、障がいをお持ちの方向きの手数料割引がある。
東都生協もパルシステムも、値段が高すぎない、どちらも同じくらいの価格帯です。
食材宅配サービスの中でも価格が安いコープデリやおうちコープと比較すると、やや高めではありますが、同じ生協の生活クラブやオイシックス、大地を守る会などより値段は安いものが多い。
商品やサービスの共通点
取扱商品の共通点も挙げておきます。
- 産直の野菜など食材
- 日用品・雑貨
- ミールキット
- ベビーフード、粉ミルク、オムツ、大人用オムツ
- ペット用品、書籍、寝具、家具、衣類、共済、電力、チケットなど。
また、生協なので、同じCOOPの商品の取扱いもあります。
東都生協とパルシステムの違い
ここからは、東都生協とパルシステムを比較し違いを解説していきます。
特に、利用を検討するにあたって、下記の違いは抑えておいた方がよいです。
- 残留放射能の自主基準の有無。
- ベビーフード(離乳食)商品の内容。
- ミールキットの内容。
- 夕食宅配(お弁当の宅配)の有無。
- 出資金・手数料の違い。
- WEBお買い物サイトの違い。
放射能検査の違い|パルシステムには独自の基準があります
東都生協もパルシステムも残留放射能の自主検査をしており、情報公開もしているので、安心感を得ることができます。
東都生協では、放射能自主基準の策定は行っていません。
国が基準値を定め、基準値以上の食品が流通しないようにするものだという考えや、放射性物質の人への確率的影響は、低い数値の方が安全ではあるものの、この数値以下なら大丈夫という数値は示されていないということが理由のようです。
(詳細は、公式サイトに載っています。)
このように、国の基準に準じるという方針のところは一般的です。
パルシステムの場合は、国より厳しい自主基準を設けています。
食材宅配サービスの中には、パルシステムのように、国より厳しい基準を設けている業者も多い。
より厳しい方が良いという方は、パルシステムの方が合っているかもしれません。
ベビーフード(離乳食)の違い|パルシステムのオリジナル商品が便利
離乳食や幼児食作りの便利さや商品の選びやすさでは、パルシステムがおすすめです。
東都生協にも、ベビーフード商品はあります。
例えば、一般スーパーでも良く見かける、森永乳業やアサヒグループ食品のベビーフード。
有機野菜や有機米を使ったおじやなどの味千汐路のベビーフード。(ビンに入っているお値段は少し高めの商品)
パルシステムには、ヤムヤムという赤ちゃんや幼児向きの食材の専用カタログがあります。
離乳食や幼児食に、東都生協よりパルシステムがおすすめの理由は下記の点が良いからです。
- 離乳食や幼児食作りに使いやすい食材が多い。
- カタログ「yumyum」は、対象月齢が一目でわかる表示になっているので注文しやすい。
- 通販サイトに月齢別に食材が絞り込める機能がある。
- 離乳食作りに役立つ情報やレシピ、アプリがある。
- カタログ「yumyum」には食材たけでなくママや子供おお世話グッツ、おもちゃなども一緒に載っている。
離乳食や幼児食作りに使いやすい食材とは具体的に下記のような食材です。
- 裏ごし済みの野菜。(とうもろこし、にんじん、ホウレンソウ、じゃがいもなど種類が豊富)
- 少量規格の野菜や果物。
- バラ凍結のひき肉。(少量でも使いやすい)
- 骨取り済み、カット済み、食塩無添加の冷凍魚。
- 塩分無添加のしらす。
- 少量でも使いやすい冷凍豆腐。
- タレ無しのひきわり納豆。
また、味千汐路のベビーフードは、パルシステムでも取り扱いがあります。
上記に列挙したような便利な食材は、一般スーパーでは置いてないところも多いし、できるだけ手作りしたい方の調理の助けになるはずです。
はじめての離乳食作りでは、月齢に合った食材選び、作り方など迷うことも多いので、食材の絞り込みができることやレシピが載っているという点でもパルシステムは本当に使いやすい。
パルシステムのオリジナル離乳食食材はお試し価格で購入できます!詳細・申し込みは下記公式サイトから。
パルシステムの方がミールキットの種類が豊富
東都生協もパルシステムもミールキット(お料理セット)があります。
どちらも産直がウリの生協なので、国産野菜などを使ったミールキットが多いし、種類も、同じくらいの種類数です。
では何が違うのかというと、パルシステムには、お料理セット(ミールキット)の他に、3日分の時短ごはんセットや常備菜が作れるお料理セットがあることです。
これらのセットは、レシピとレシピにある食材がセットになった商品。
献立を考えなくてよい、必要な食材を選ばなくてよい、レシピは簡単に作れるものが多いという点でとても便利に活用できます。
3日分の時短ごはんセットは、主菜と副菜が作れるセット、常備菜セットは数日分の常備菜が作れます。
ミールキットの面でも、私はパルシステムの方を押したいと思います。
夕食宅配(お弁当の宅配)サービスの宅配エリアの違い
生協の夕食宅配をご存知ですか?
夕食に食べる惣菜やご飯付きの弁当を、当日配達してくれるサービスです。
組合員になることで利用できます。エリアは限定的ということが多い。
お弁当の宅配を利用したい場合は、各宅配エリアにも注目です。
- パルシステム千葉限定のサービス。
- 対象エリアは、下記の地域です、(一部対象外のエリアもあります。)
我孫子市、市川市、市原市、印西市、浦安市、大網白里市、柏市、鎌ヶ谷市、白井市、佐倉市、千葉市 稲毛区、千葉市 中央区、千葉市 花見川区、千葉市 緑区、千葉市 美浜区、千葉市 若葉区、東金市、流山市、成田市、習志野市、野田市、船橋市、松戸市、茂原市、八千代市、四街道市、袖ヶ浦市
- 東京都の下記エリア。
足立区、荒川区、板橋区、江戸川区、太田区、葛飾区、北区、江東区、品川区、渋谷区一部、新宿区一部、杉並区、墨田区、世田谷区、台東区、豊島区、練馬区、中野区、文京区、目黒区、昭島市、稲城市、国立市、国分寺市、小金井市、小平市、狛江市、立川市、多摩市、調布市、西東京市、東久留米市、東村山市、東大和市、日野市、府中市、町田市、三鷹市、八王子市の一部(上川町・美山町・小津町・上恩方町・下恩方町・高尾町・裏高尾町・南浅川町を除く地域)。
【渋谷区:上原・大山町・笹塚・幡ヶ谷・初台・本町・西原・元代々木町】
【新宿区:上落合・下落合・中落合・西落合・北新宿・中井・高田馬場・百人町】 - 神奈川県の下記エリア。
横浜市青葉区、横浜市緑区・川崎市麻生区
夕食宅配のエリア対象外で残念だなと思った方はいませんか?
パルシステムには、冷凍弁当商品もあります。(ご飯は付いていませんが、レトルトご飯の販売はあります)
冷凍弁当は、食べたいときにレンジで温めるだけですぐに食べられる点で夕食宅配より便利さがあります。
東都生協とパルシステムの出資金・手数料を比較
出資金と手数料を比較していきます。※出資金は、退会時に返金されます。
パルシステムの出資金は地域により異なります。
- 【出資金1,000円の地域】東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・静岡・新潟・栃木(佐野市、足利市以外の配達エリア。小山市、下野市、野木町、真岡市、宇都宮市、栃木市、上三川町、壬生町、鹿沼市、芳賀町、さくら市、高根沢町、益子町)
- 【出資金2,000円の地域】栃木(佐野市、足利市)・群馬・福島・山梨
次に手数料を比較します。
東都生協の場合、配達手数料は、配送がない週はかかりません。
- パルシステムの手数料は、定期会員とタベソダ会員(アプリ会員)で違います。
- 定期便会員の場合、198~220円。(地域により異なる、配達がない週もかかる。)
- タベソダ会員の場合、165円~198円。(地域により異なる、配達がない週はかからない)。
また、東都生協もパルシステムの定期便会員も、小さなお子様やご高齢者、障がい者がいるご家庭向けに手数料割引があります。(パルシステムのタベソダ会員以外。)
内容は、要件によって(パルシステムの場合は、地域によっても)異なるので、割愛させていただきます。
詳細は公式サイトでご確認ください。
出資金は退会時に返金がありますし、手数料はそれほど大差はないかと思いますが、利用者の地域や家族状況によって、金額が変わってきますので、どちらの方がお得か検討してみて下さい。
パルシステムのタベソダ会員は、カタログが届かないアプリ注文にはなりますが、配達がいらない週は手数料が掛からないという点がメリットです。
WEBお買い物サイトの違い|パルシステムの方が使いやすい
東都生協、パルシステムの注文方法は、注文書による注文、WEBサイトでの注文、アプリでの注文、電話注文があり、東都生協はこれに加えてFAX注文ができます。
最近は、WEBサイトで注文をしたいという方も多いと思います。
お買い物サイトの見やすさ、使いやすさでいうと、東都生協のお買い物サイトは、若干使いづらさがあります。
実は、東都生協の口コミでも、WEBサイトが使いづらいという口コミが見受けられます。
実際見てみると分かると思います。(東都生協は会員でなくても閲覧可能です、)
パルシステムは会員にならないと閲覧できませんが、カテゴリ、絞り込み機能の多さ、離乳食や子供向け商品は、月齢や年齢別に絞り込みができるなど、本当に使いやすい。
他の食材宅配サービスと比較しても、使いやすいお買い物サイトになっています。
東都生協とパルシステムの比較まとめ
産地直送や国産が多いという点、安心安全面でのこだわり、価格帯など共通点が多い東都生協とパルシステム。
配送エリア対象で、どちらにする迷ってしまったら、下記5つの点をを判断材料にしてみて下さい。
- 国より厳しい放射能自主基準がある方が良いか。
- オリジナルの離乳食商品が欲しい、初めての離乳食作りで便利に活用したいか。
- すぐに作れるミールキットが以外にも主菜+副菜や常備菜が作れるお料理セットが欲しいか。
- 夕食宅配(お弁当の宅配)の有無。
- 出資金・手数料の違い。
1~3の項目については、パルシステムの方がおすすめです。
便利さや時短面で活用できる商品はパルシステムの方が多い。
また、WEBサイトでの注文のサイトでもパルシステムの方が利用しやすいです、
4と5については、地域や利用者の状況・家族構成などによって異なります。
ライフスタイルに合わせて選んでみて下さいね。
パルシステムは、お得なお試しセット商品もあります。詳細は、下記公式サイトからご確認ください。